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お気楽旦那の徒然なるままに

10月31日(火)
クリシュナムルティーの日記2日目から
『街路での人の孤独感は生の苦痛である。彼は独り離れているのではなく、疎外されているのでもなく、傷つきやすいわけでもない。ぎゅうづめの知識が果てのないみじめさを生みだすのだ。表現への欲求、そのフラストレーション、苦痛。それが、あの街路を歩く人だ。彼はけっして独りではない。悲しみは、その孤立感の変動したものだ。』
自身の思考こそが、しがみつき、悲しみを生んでいる・・・それを気づくのも、そこから解放(ただ在る)するのも自身に他ならない。ぎゅうづめの知識・・・なんと自由さの失われた言葉だろう。しかし反面心のどこかで惹かれている自分がいる。まったく業の深さにあきれてしまう。

10月29日(日)
朝早く起きた子どもたちが、朝から元気に広場で遊んでいる。山中なので手が凍えるほど寒いが、汗をかくほど元気に遊んでいる。9時過ぎにチェックアウトして児島駅まで妻と子供を送っていく(私は昼からKQK、妻はレッスンがあるのだ)。福山港からフェリーで帰ることを考えたが、時間が合わず、電車で帰るために一番時間のロスが少ない児島駅までおくり、そのまままた福山に引き返す(^_^;)。午後からのKQKでは、会員外の方2人を含む7名の方のご参加。人数的に本当に良い人数で、余裕を持ちながらもガンガン進む(いいのか…?)。これからの練習のご参考になったのだろうか?なったのなら嬉しいのだけど…。世話人のM山さま、お世話になりました。今後とも宜しくお願いしますね。

10月28日(土)
家族サービスのため朝早くから車で徳山動物園に向かう。頭を抱える動作で有名になったマレーグマの「ツヨシくん」を見に行くのである。途中休みを入れながら6時間以上かかかって何とか12時前に到着。周南市のど真ん中に在る動物園でこぢんまりとしてなかなか良い動物園だ。待望のツヨシ君は食事時でもないため普通で、特に変わったこともなかったが、他の猿やプレーリードッグなどが良い味を出していて面白かった(わざわざ300qをを来る価値があるかどうかは分からないが…)。14時過ぎまでゆっくりして、今度は広島の仙養ヶ原ふれあいの里に向かう。ログハウスを予約して、夜は天文台で星を見る予定。
200qを再び戻り、ついたのは17時30分過ぎ、19時から天文台をスタッフの方が案内してくれるので、早速夕食(上石牛のバーベキュー)。職員の方が太鼓判を押すほど、確かにとても美味しいお肉で子どもたちもたらふく食べて大満足。天文台に行く時間となった頃、スタッフの方から連絡が入りガスが出てきたので今日は無理とのこと(T_T)。子どもたちも楽しみにしていただけにガックリ。予定がぽっかり空いてしまい、すっかり手持ち無沙汰さになったので、近くの温泉に向かうことに。 流石に山奥なので、人が少なくゆっくりはいることが出来て長時間運転の疲れもとれた。帰って来て、そのまま就寝。

10月25日(水)
今日は店が休み。家の掃除を済ませ、さあこれから車で買い物に出かけようと思い、ドアを開けふと前方を見ると洗濯物が一枚落ちているのに気がついた。いそいそと洗濯物を拾い、ハンガーに掛け満足して車に戻ると…?!??!!ドアが閉まってる!?中のシートには財布や携帯、そして、家の鍵などを付けた車のキーが鎮座ましましている(@_@)。最初は冷静に「あれっ?」とか思いながらドアをガチャガチャ、次に他のバックドアや助手席側なども見て回るが当然鍵が掛かっている。そこで店に電話してスペアキーを取りに行こうと思ったが、家の鍵も出かけるので閉めてしまい電話も出来ない。ようやくここに至って「あ゛あ゛〜!!!」と状況把握。かといって、何時までも嘆いてもどうしようもないので、仕方なく店までを40分掛けてとことこ歩いて行った。普段は車でさーっと通りすぎる道も歩いてみるといろいろの発見がある。道ばたの川で甲羅干しをする人の顔ほどある草亀。獲物を狙う灰色サギ、用水路にはトノサマガエルくらいの大きさの茶色のカエル(何の種類だろう?)、その横では獲物を狙っているのかアメリカザリガニもゆらゆら川のせせらぎに揺られている。道ばたではトノサマバッタやカマキリが我が物顔にふんぞり返り車に挑んでいる(何匹かの犠牲は既に道ばたに…(-人-)ナームー)。ふーん、たまにゆっくり歩くのも良いもんだね。クリシュナムルティとは行かないけど、なんか心が穏やかになって少し得した気分。結局店に行ってもスペアキーは見つからず、JAFに連絡。帰りは自転車で急いで帰って、先についていたJAFのお兄さんを家まで先行し、ドアを開けてもらう。その間たったの3秒(@_@)。
JAFのお兄さん「JAFの会員さんですか?」
私「いいえ」
JAFのお兄さん「そうですか…それじゃあ規定で9,670円になります」
私「はい。・・・えっ!?、あ、あの、き、九千いくらですかぁ!!!!ほぼ一万じゃないっすかぁ!!!!(T_T)」
JAFのお兄さん「すみませんねぇ、会員さんならただなんですけど…、申し訳ありません」とすまなさそうにするので、
私「いえいえ、鍵を閉め忘れた私が悪いのです(T_T)」
と一万円を払う。痛い〜(>_<)。一万あったらあれも出来る、これも買えると妄想が…。
うーん、さっきは歩いて気分が良くなっていたが、一瞬でそんな気分も吹っ飛んだ。クシュリナムルティーのような透明な心に至ることは、なかなか難しいと感じた凡人の私であった…チャンチャン。

10月24日(火)
クリシュナムルティーの日記を読んでいるが、本当に素晴らしい!!。その言葉遣い、文体、どれにおいても静かで美しい。さっと読んでしまうのがもったいないくらい。
2日目の日記から
『素晴らしい朝で、そうしようと思えば険しい丘などものともせず、どこまでも歩きつづけることができただろう。空気中には澄んだ強い香りがあった。道を降りてくる人も、登ってくる人もいなかった。松木立の暗がりと早瀬の音のなかに、あなたは一人取り残されていた。空は、山間部特有の目を奪うような群青色だ。松の葉叢とまっすぐな幹の間に、その空が見えた。話しかける人もなく、心は無言だった。白黒模様のカササギが一羽飛び過ぎ、森のなかへ消えていった。道は騒がしい流れから外れて、完全な静寂のなかへ入り込んだ。それは騒音のあとの静けさではなかった。日没とともにやって来る静けさでもなく、精神が死に絶えたときの静寂でもなかった。それは博物館や教会の静けさではなく、時間や空間にまったく関わらないものだった。心が、心のためにつくりだすような静寂でもなかった。陽光は暑く、日陰は心地よかった。』
ただ在ること…それをこれほど見事に詩的に表現できるのか!!クリシュナムルティーの言葉は不思議なほど心を透明にしてくれる感じがする。

10月23日(月)
先日来光岡先生からお勧めいただいていた「クリシュナムルティーの日記」(めるくまーる出版)が手元に届いたので、さっそくページをめくる。一番最初の日記に
『どんな形であれ、意識的な瞑想は真実ではない。けっしてそうはありえないのだ。故意に瞑想しようと試みることは、瞑想ではない。それは起こるべきものであって、こちらから招き寄せるものではない。瞑想は精神の遊びではなく、欲望や楽しみでもない。瞑想しようと試みること自体が、まさに瞑想を否定している。ただ、あなたがいま考えていること、行為していることだけに気をとめていなさい。見ること、聞くことは、報いも罰もない行為である。行為の技は、見方、聞き方にかかっている。形をとった瞑想はすべて、かならず欺瞞や幻影にいたる。なぜなら欲望は盲目だから』
うーん、心からシビれてしまった*0*!!!!
瞑想の部分を「自然」や「站椿」と置き換えると、韓氏意拳学習者にはよく通る話になると思う(そんなこと書かなくても原文だけで十分通るだろうけど…余計なお世話か(^_^;))。言語という標準化を宿命づけられたもので、ここまで見事に自然をどう扱うかを表現できる人がいるというのは、本当に世界は広いと思う。救世主として神智学協会に見出され〈星の教団〉の指導者となりながら、「真理は組織化しえない」としてこれを解散したその行為自体に体認の深さが顕れているように思える。これから読み進めていくのが楽しみだね(^_^)b。

10月22日(日)
フゥ〜、何とか対談も無事?終了。今日は泊まる予定だったけど、夜家に子どもたちだけになるので、ホテルをキャンセルして家に帰ることにする。
で、日が変わって今帰宅。子どもたちは安眠中。私もそろそろ限界…早く寝よっと(-_ゞゴシゴシ。それにしても内田先生のおかげで何とか90分持ったけど、(内田先生有り難うございましたm(__)m)内容的にはどうだったのだろう?自分的にはしょうもない話ばかりをしてたような…?(>_<)。わざわざ聞きにおいでいただいた人には申し訳ないけど、まだあと2回この講座はあるので、ババ引いたと思って、そちらに期待してもらおう(^_^;)。では皆さんお休みなさい(-_-)゜zzz…。

10月21日(土)
今日は夕方に内田先生との朝カルで対談。こういった日に限って、小学校の授業参観があったりする。とりあえず5時30分に起床し、三男のお弁当作り。(妻が今いないので・・・)5時間授業なので、おにぎりくらいの軽いものでよいとのことらしいが、おにぎりが苦手(T_T)。手が大きいので三角おにぎりが巨大三角風おにぎりになってしまう(>_<)。何とか悪戦苦闘してお弁当箱に入る大きさのおにぎりを2個作り、その後おかずをチンして、湯がいて、炒めて(うーん、簡単なものばかりがモロ分かりだ(^_^;))、なんとか、お弁当らしい形になって三男に持たす。子どもたちの朝食はお弁当を作った残り、三男は朝昼と同じものを食べることになるわけだ…気がつかなかったゴメン\(__ ) ハンセィ。それから、急いでお洗濯。3人子供がいると洗い物が直ぐたまるので、2回に分ける。歩法の練習をしているウチにお洗濯2回分も終了し、干してお洗濯は無事終了。授業参観は妻が行ってくれるそうなので、今日は帰ってくるにしても遅くなるので、今のウチに買い物に行って夜のご飯を作っておく。ようやく夜ご飯も作り終え、これからぼちぼち大阪行きの準備をして(っていっても何を話すかも全く考えてないけど…)朝日カルチャーに向かおう。なんとか無事に終わりますように…(^∧^)、オ、ネ、ガ、イ。

10月19日(木)
今日は朝光岡先生宅にて個人練習。人は身体というリアルな制約の中でしか動けないが、その中において人は無限に自由であり、その自由をスポイルしているものは他ならぬ自分自身であると言うことは分かっているつもりだったが、分かっているつもりでいる内は体認とはほど遠いのだと言うことを改めて実感した。何処にでも、落とし穴(知がしがみつくもの)が存在し、いつの間にかその落とし穴に入っている事に気がつかない。 たちの悪いことにその落とし穴の居心地が知にとっては温泉につかっているように、心地良いと思えるので出たくなくなるのだ。落とし穴に落ちない、若しくは落とし穴に落ちていると言うことを知るためには、自然に対する深い洞察と、絶え間ない問いかけしかない。良い練習になりました。光岡先生ありがとうございました。お昼過ぎに急いで光岡先生宅をお暇して、14:00からペングリップさんとミノッチさんのKJK。朝のことも踏まえながら練習。ここでも自然というものに対する認識の難しさを3人で再確認。良い練習になったかな?今後の練習の参考になったのなら嬉しいのだけど。店に帰ると注文していた『君は「拳意述真」を読んだか』(BABJジャパン 絶版)が届いていた。孫禄堂老師が郭雲深老師の言葉などを編纂し纏めたものの訳本で、光岡先生に勧められていたのだが、絶版で出版社にはなく、古本を捜していたのだ。でも、思ったよりというかほぼ新品の状態でキレイな本が届いてホッとする。これから読むのが楽しみぃ(^_^)v。

10月16日(月)
今日は朝9時に永楽亭に伺い着付け。野原君に東京のお客様が亭主でお茶事をなさるので、着付けを依頼されたのだ。着付けが終わったあと、待合いや茶室でお軸を拝見させていただく。魯山人の絵と書だが、とても深く静かだ。ご亭主のご配慮で、魯山人の器でお薄を頂く。大きくしっかりした茶碗なのだが、とても手になじむ。色といい、形といいお茶を生かすように作られているのだろう。役得とはいえ朝から眼福。らっきぃー(^_^)v。野原君ありがとう(o^^o)。
お昼からは白川さんが東京に帰られる前にウチの店に立ち寄られるということで駅で13時に待ち合わせ。まず、猪熊弦一郎現代美術館の企画展をご一緒させていただき、その後合流したやましたさんと美術館の喫茶店でお茶をして、拙店に移動。汚く古いのでお恥ずかしい限り(*_*)。その後、丸亀城に移動して3人ですこし稽古。時間となりやましたさんに白川さんを空港まで送っていただく(やましたさん、ありがとうございましたm(__)m)。白川さん、この3日間とても思いで深く楽しい時間を過ごさせていただき、心から感謝いたしております。口が悪く色々ご不快なこともあったかと思います。改めてご無礼をお詫び申し上げます。お許し下さい。
今後とも宜しくお付き合い下さいますようお願い申し上げます。夜は光岡先生の少人数練習会。今回も定員一杯の8名のご参加。人数が少ないと、その分内容が濃いこと、本当に贅沢!!2時間半があっと言う間。参加された方もきっと今後の練習の在り方が変わってくることだと思う。練習の後は光岡先生と夕食をご一緒させていただき、駅までお送りして、目一杯詰まった一日が終わる。流石に、帰ったら目が開けていることが出来ず、そのまま就寝。おやすみなさい…(__).。oO。

10月15日(日)
いよいよ白川さんのコンサートがメインイベントの同窓会記念事業の当日。13時から開始だが、学校発表など同窓会プログラムが先にあり、白川さんのコンサートは14時30分からと言うことで、私達は14時に会場入り。楽屋で砂原先生とおしゃべりしながら本番を待つ(すみません、本番前なのに静かにしなくて…)。いよいよ時間となったので舞台袖にピンマイクを付けに行き、私とやましたさんはそのまま客席に。コンサートが先なので、それを特等席でじっくり聞いて、講演会でお手伝いさせていただくのだ。白川さんのフルートは流石!!寝るかと思っていた来賓も身体でリズムをとるくらい楽しんでいたし、学生も私語があるかと思ったが、全然静かに本当に集中して楽しんで聞いている。どれも素晴らしかったが、個人的には十五夜が鳥肌立ち続けるほど素晴らしかった。また、ピアノの砂原先生も本当に素晴らしかった。やはり演奏はライブで聞かないとと再確認。場と時間という要素がそろい必然性の最もある場で聞く事が一番素晴らしい。アンコールも含めて演奏が終了し、いよいよ白川さんの古武術の身体操法の講演。私達もステージに呼ばれる。客席から体験したい学生さんにステージに上がって貰い、実演しながら客席の皆にも隣同士で体験して貰う。みんなで身体を動かせるのでコンサートの時とは違った楽しさで会場が満たされる。私達は本当に少しだけお手伝い(無くても良いくらいっていうか白川さんピンで十分(^_^)b)。講演も無事好評の内に終了。打上に参加させていただいて終了。とりあえず、大きな失敗もなくホッとする。何より、白川さんと砂原先生のアンサンブルを間近で聞くことが出来てとっても得した気分。昨日のイサムノグチ展といい、2日続けて身体と心に栄養たっぷりあげてし・あ・わ・せ(o^^o)。

10月14日(土)
今日はフルーティストの白川真理さんが同窓会と記念事業のため帰郷されるので、高松のイサムノグチ庭園美術館で待ち合わせ。その前にやましたさんと高松市立美術館で開催中のイサムノグチ展を見てから、庵治@世界の中心に向かう。白川さんに15時からの見学を予約して貰っているので、早めに向かうが、迷う(T_T)。さんざん迷って道を尋ねながら何とか到着。やましたさんと站椿などしながら(^_^;)白川さんの到着を待つ。そうこうしているうちに白川さん、砂原先生の到着。お久し振りなので色々お話などさせていただいている内に見学開始。イサムノグチの住んだ家(丸亀の武家屋敷を移築したんだよ)を見学。そのあと裏の庭園に向かう。ここは庭そのものがイサムノグチの作品。日本人とは違った感性だが、とても気持ちがよい。その後作業場であるアトリエを見学。未完、完成作品を含めた約60点の作品に圧倒される。特にやはり「エナジーボイド」は圧巻。身体も心も充電でき、とても充実した時間を過ごせた。その後高松市のサンポートタワーに移動し、クイーンアリスでお茶と思ったが、ディナー時間となり、すごすごと2階の喫茶店に入る。ここでもやましたさんはやましたさんらしくケーキ4個を一気食いし白川さんや砂原先生の度肝を抜く。色々やましたさんをいじっていると明日の同窓会記念事業の幹事のN村谷さんがお出でになり、明日の打ち合わせ。私達がお手伝いすることは大してなさそうなのでホッとする(^_^;)。その後川福でおうどんを頂き(N村谷さんおごちそうになりましたm(__)m)、明日のこともあるので解散。あ〜、楽しい一日だった。

10月12日(木)
正法眼蔵(道元)の第十七巻 恁麼 から 「恁麼事を得ようと願うならば、当然その者は恁麼人なのだ、彼がもはや恁麼人であるならば、どうして恁麼事を愁うることがあろう」 とある。
石井恭二氏は「人が本来のままの事象を理解しようと思うならば、当然この者は本来の人である。すでにこの者は本来人である、どうして己がありのままであることを愁えることがあろうか」と訳されている。
今の私には、
人が本質を得ること(結果)自体が重要なことではなく、本質に対する問いかけの方向性もしくは運動そのものこそが、すでに真を包摂しており、だからこそ未だ無い未来を愁う必要もなくただ自然に有りの儘に在ればいいのだ
と理解できた。今の体認のレベルではそれだけの理解なのだ。しかし、それを愁う必要もなく、奢る必要もなくただそう在れば良いのだろう。

10月10日(火)
朝甲野先生、陽くんをホテルまでお迎えに上がり、御昼をご一緒させていただくために永楽亭に向かう。亭主の野原君も久しく甲野先生とお会いしていなかったし(前回のお茶会以来かな?)、陽くんは、まだ永楽亭に行ったことがなかったので、無理をお願いして御昼にウナギを用意して貰ったのだ。美味しいウナギと面白く興味深い話であっと言う間に電車の時間に。丸亀駅までお送りしてお別れ。甲野先生本当に今回もお世話になりました。次回も是非いらして下さいね。甲野先生ご一行をお見送りして急いで今度は幼稚園へ。今日から武術の練習があるのだ。まずは膝行、後ろ受け身、前受け身のさわりをしてもらう。驚いたことに女の子が上手い!!今年の女の子は何をやらせても上手。ホントビックリだ。男子も何回か練習するうちに少しづつ出来てくる。こりゃ12月の発表会が楽しみだね(^_^)b。

10月9日(月)
今日は甲野先生の術理講習会。つい一週間前までは30名ほどの参加申し込みで、ちょうど良い人数かなと思っていたら、この一週間であっと言う間に50名弱の参加人数になる。今回は学生や子供で区分をつけたので、小学生や中学生の方の参加も在り嬉しい限り。また、武道経験者はもとより、マル得マガジンの影響で介護関係の方の参加もあり、陸上の方や全くの武術未経験の方の参加もあり、参加された方のバラエティーもとんでいる。お昼過ぎに甲野先生と陽くん、福山の岡崎さんをワゲンくんと一緒に駅にお迎えに上がりそのまま会場へ。始まるまでまだ30分以上在るにもかかわらず、既に会場には参加者の方が続々集まっている。時間となったので、講習会を始めていただく。今回は甲野先生の技を体験するのが初めての方も多いので、まず甲野先生が色々現在研究されている技を実演。そして陽くんが歩き方などをつかった身体運用法を教授。ダブル講師体制で会は進行する(うーん、贅沢ぅ〜)。在る程度みんなの緊張がとれたのか、色々質問も出たりしながら、いつもの講習会らしく、あちこちでいろんな技を研究するグループや、陽くんに陸上の指導を受けるグループなどカオティックな賑やかな会となる。それにしても、やはり甲野先生の技は不思議らしく、初めての方や、武術をされて体験された方は頭をひねっている(^o^)。このご縁がご自身のご参考になったら、世話人名利に尽きる。あっと言う間の4時間が過ぎ、最後に手裏剣を披露して貰い会も終了。その後懇親会場の「まるがめ味処澤和」さんに移動。囲炉裏を囲んで美味しい炭火焼きを頂きながら、ここでもいつものようにプチ講習会が開催される。お腹も心も満足し懇親会も終了。ご参会いただいた皆さん、ありがとうございました。また、次回開催する折もぜひご参加下さいね。ホテルに甲野先生、陽くんをお送りしてその日は終了。甲野先生、陽くん本当にお世話になりました。参加された方も心から喜んで、また不思議がっておられました。また、ぜひ近いうちに次回をお願いいたします。

10月8日(日)
HSYQのKQK。人数は10名ほどとちょうど良い人数だった。体験の方が2名おられたので、形体、平歩站椿をみっちりと練習。体験の方は楽しんでくれただろうか?また、ぜひお出で下さいね〜(^O^)/。

10月6日(金)
韓氏意拳で親交のあったボクシング元世界ランカーの本田さんからメールが届いた。内容は
『再起宣言をしてから永い月日が経過しましたがようやく再起戦が決定いたしました。日時10/29(日)13時開始、場所は大阪京橋近くのIMPホールのメインでフィリピンランカ―を迎えて行います。一時元世界チャンピオンウイラポンとタイで6月に再起戦が内定してましたがウイラポン選手のけがのためここまで待たされたあげく流れてしまい今回の試合が決まりました。あきらめが悪いようですがもう一度、夢をおいかけます。』
というもの。
色々あって長かったが、ようやく復帰される。あの神業の様なディフェンスを見ることが出来る。今から楽しみでしょうがないo(^-^)oワクワク。でも、当日は私は福山でKQK(T_T)。遠方の地から本田さんを心から応援しようと思う。
お近くで、ご都合のつく方はぜひ応援に行ってあげてくださいね

10月4日(水)
今日は幼稚園でお月見茶会。お客さんで隣の小学校の2年生が来る。年長さんは、年少さん、年中さん、そしてお客さん、小学2年生に何度もお運びととっても大変。でもでも、本当にみんな上手に出来ました(^_^)b。今日は小学校のお兄さんやお姉さんの方が、ゴソゴソして落ち着きが無くて、幼稚園のみんなの方がよっぽどしっかりしてたね。来年は小学生にはお客さんの練習だけでもして来てもらうことを本気で考えるほど今回は大変だった。何とか無事終わり、疲れが出たのか、家に帰ってからお昼寝してしまった(今日は店が休みなので…)。また、来週からは幼稚園で武術教室が始まる。みんな、今度は思いっきり動いて良いからね〜(^o^)/。

10月3日(火)
能力は多元的、身体は多面的、動作(運動)は多様的で、それらが個性や特徴に応じて、今という刹那にただ在り、融合して働くことが典型行為である。それらの複雑な多様性を人智でもって、ロジカルに分かりやすく薄っぺらに切り取り単一化したものこそが標準行為である。

10月1日(日)
今日はシナジェティック研究所の梶川泰司先生をお迎えしてのテンセグリティーのワークショップ。関西、中四国、九州から総勢33名の参加があった。私は以前広島の梶川先生のところで、ワークショップに参加させていただき、レクチャーとコンプレッション材が6本で構成されているテンセグリティーモデルとジターバグモデルを作らせていただいた事がある。しかし、今回は何とコンプレッション材が30本で、きちんとしたテンセグリティーモデルとして制作することの出来る人は日本に数えるほどしかいないテンセグリティーモデルを制作するとのこと。しかも一人で、ジグを使わずにだ。私の貧弱な頭では、どのようにするのか想像もつかなかったのでとても楽しみにしていた。会は午前9時から始まった。まず、梶川先生がテンセグリティーの概念を大まかに説明した後、今回みんなが作るテンセグリティーモデルの完成形をみせ、テンションの重要さ、テンションによるモデルの違いなどを解説し、テンション材の1ミリの違いがモデルに大きな影響が在ることを理解させてから、実際に制作を開始。それにしても、前回とはまったく違うアプローチに、そしてこんな方法を思いつける梶川泰司先世は本当に天才だと思った。予定では午前中で完成して(梶川先生はそのモデルを最短18分で制作されるそうだ(@_@)!!)、午後からは講義の予定だったのだが、何せみんなその1ミリのプレッシャーで作業がなかなかはかどらない(^_^;)。午前中で出来たのはテンション材の準備の10%くらいと言ったところか。昼食もそこそこに急いで会場に帰って、また午前の続き。永遠と思える作業のあと、ようやくテンション材の下準備も整い、コンプレッション材とテンション材を組み合わせながらモデルを組み立て始める。よく注意して、自己の立ち位置をゼウスの視座(天空側)かハデスの視座(球体内部から表面を見た位置)かを把握しておかないと、迷子になったように途中で自分が今どこにいて、このモデルを眺めているのか分からなくなる。先に作り上げた人に手伝って貰いながら何とか完成\(^O^)/。しかし、作っている途中はテンションがなかなか掛からず、本当にこれでテンセグリティーモデルになるのかと心配していたが、組み上がる直前くらいになると恐ろしいくらいのテンションがかかり、自壊しないのかと心配になるくらいだったが、改めてテンセグリティーモデルの構造的な強さを再認識させられた。以前のコンプレッション材6本のものと比べて、直径が2倍以上あろうかという巨大でしかも芸術的に美しいモデルの出来栄えに満足して、他の人の冷やかしにまわる(^_^;)。ほぼ全員がなんとか17時の終了までに何とか完成にこぎ着ける(結局講義の時間はとることが出来なかったの(^_^;))。遠方の方はこのモデルを電車などで持って帰るのだろうが、大変だろうなとふと気の毒に(私達四国組は車で乗り合わせていたのです(^_^)b)。会場は時間厳守なので急いで撤収して、会場の外で、少し梶川先生からレクチャーを受ける。その後、懇親会に移動し、梶川先生より興味深いお話などを伺い、無事ワークショップも終了。梶川先生、今回も大変有意義な時間をありがとうございました。テンセグリティーの本質性を通じて韓氏意拳をさらに理解する良い機会となりました。また、お世話役の脊椎さま、会場の手配や準備などお疲れ様でした。お疲れの出ませんよう。また、今回の企画を主催していただきました光岡先生、本当にありがとうございました。ますます韓氏意拳に対する興味が深くなりました。これからもヨロシクお願い申し上げます。


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