呉服屋さんネット 〜男着物、着物お手入れ・仕立て〜
お気楽旦那の徒然なるままに
8月31日(木)
今、光岡先生お勧めの『「般若心経」を読む』(紀野一義著)を読んでいるのだが、とても面白く、興味深い本だ。今日読んだ部分で、ギリシャの哲学者プロティノスについて触れている。プロティノスは「一者」(ト・ヘン)というものを主張した人で、彼は、この「ト・ヘン」は到るところにあるが、しかも、どこにもないものだと言い、さらに、『なぜ、一者は「到るところにある」(パンタ・ヒュウ)のみならず、なおまた、「どこにもない」(ウダ・ムウ)のであるか。一者は万物以前に存しなければならないからである。』という。先日も韓先生が無(空・虚も同じ)についてお話しされていた中で、無は本有であると仰っていた。ギリシャの昔に西洋でそう言った老荘的な考え方をする人がいて、しかもその思想はルネサンス頃までヨーロッパ人の思想に大きな影響を与えていた事に驚いた(まあ、より本質的な体認を得た人間はそうなるのかも知れないが…、それにしてはソクラテスやプラトンほどは有名でないし←ただ私が知らないだけかも(T_T))。これは本有、無、道、一者などは文明を越えて、より人の本質(原理・原則)に近い部分で存在していることの一つの証なのではないだろうか?

8月28日(月)
子どもたちと朝の温泉を贅沢につかり、朝食をしっかりいただき、チェックアウト。近くのデパートで買い物を済ませ、佐多岬港に向かう。本当はもっとゆっくりしたかったのだが、妻が夜レッスンがあるので、早めに帰らないと行けなかったのだ。お昼ご飯は三崎港近くにある鉄人のお店のマリーナ亭と思っていたが、フェリーが着いて向かってみると、午後で食材がきれたそうで、ちょうど閉店(T_T)。「お腹すいた」の子どもたちの大合唱を何とかなだめながら、長浜近くの海鮮レストランで食事。ここが思わずヒット!!子どもたちも大満足で良かった。食べるものも食べたし、後は急いで家に向かう。子どもたちはお腹もいっぱいになったし、疲れも出たのかみんな眠って、車の中がとっても静か…自分まで眠くなってくる(>_<)。途中SAで5分ほど仮眠し、コーヒーを飲み、眠気を覚まし、無事時間までに帰宅。妻はこれから仕事(お疲れ様)。子どもたちには夏の終わりに楽しい夏休みの思い出になったのかな?夏休みももうあと3日。蝉の声も遠いし、夜は虫の声が賑やかになってきた。もう秋だね。

8月27日(日)
今日は大分でHSYQのKQKがあるので、九州へ。ついでに家族旅行も兼ねる。午前3時に起床して、子どもたちを叩き起こして、4時前に出発。さすがにお盆も過ぎてこの時間は高速道路もほとんど通行量もなく快調にフェリー乗り場のある三ア港へ車を飛ばす。フェリーの出発時間の50分前には余裕で到着し、フェリーの中で仮眠(子どもたちは元気に外でエチゼンクラゲを発見して遊んでいたらしい)。70分後、大分に到着。佐多岬港にはハゼさんがお迎えに来てくれていて、そこから会場まで案内していただく。KQKは10時からなので、ここで家族と別れ、私は仕事。家族は海水浴と水族館で過ごす予定。KQKの参加人数は8人とこじんまりとした会となったが、皆さん経験者ばかりで、しかも今日は午前、午後と二コマ連続ということで、クーラーが効かず、残暑の厳しい会場だったが、しっかり余裕を持って進めることが出来た。少しでも皆さん今後の練習のご参考になったのなら嬉しいのだが…。KQKが終わって、妻に電話すると既に遊び疲れて別府のホテルに入っているらしい。ホテルまでハゼさんに送っていただきお別れ。ハゼさん今回もお世話になりました。また、次回も伺いますのでよろしくお願いしま〜す(^o^)/。ホテルについてさっそく温泉で汗を流す。あーさっぱり♪(/゜゜)/ ̄ハィ♪。夜はナイトサファリの企画をホテルが用意してくれているので、5時過ぎに早めの夕食。去年家族で泊まったときにも、食べきれなかったので、子どもたちが今年こそは食べきるぞとリベンジに燃えている。子どもたちも成長しているのか、本当にあの量を食べきった。凄い凄い!食事後パンパンにふくらんだお腹をさすりながら部屋に帰り、迎えのバスの時間まで休憩。午後7時にホテルの玄関前にバスが迎えに来て、それに乗ってサファリランドに向かう。あいにく夕立で凄い雨と雷。大丈夫かなと思っていたが、サファリに着くと上手いこと止んで、涼しくてちょうど良い。サファリバスに乗り込んで、象やキリン、ライオン等にエサをあげながら進んでいく。でも、目の前でそれらの動物を改めてみると、その大きいこと。素手で人間が敵うはずが無いと思えるほど、彼らの自然は強烈だ(檻の中でさえこうなのだから、本来あるべき所の彼らの自然がどれほどかは計り知れない)。とにかく面白かったし、子どもたちも喜んでくれたのでオッケー(^^)v。宿に帰ると既に10時。子どもたちは興奮が続いているのか、まだまだ元気だが、私はベッドに横になるとそのとたん記憶が飛んで、気がつくと翌朝だった。

8月26日(土)
依然食欲もなく、しんどい。あまり夏バテなどしたことないので分からないが、これが夏バテか?とますます思う。家で歩法の練習などしたり、動いたりするととたんに息があがる。とにかくスタミナがなくなっている。確かに帰国後体重を量ったら2s近く減っている。うーん明日は九州でKQKがあるので、しっかり食べてしっかり寝て体調を整えておかないとね(^_^)b

8月24日(木)
今日は私の誕生日(何回目だろう?)。なんか珠海よりこっちの方が暑いのと、仕事の処理と疲れでへろへろ(>_<)。 向こうはスコールのように雨が降り、その度空気も綺麗になって涼しかったのに、こちらは空気そのものが暑い!! 木陰に入っても涼しくない!夏バテなどしたことはないが、どうも身体がだるい。これが夏バテか?

8月22日(火)
今日はマカオルートでなく香港ルートでかえることにする。と言うのも、金悦軒の朝の飲茶がおいしいので寄ることにしたのと、緊急の会議が入ったため。美味しい点心と会議が無事終わったあと、九洲港からフェリーで香港島に渡り、ハイウェーエクスプレスで国際空港に到着。飛行場の混雑で離陸が40分ほどおくれたが無事出発。予定より40分遅れて日本到着。今回は荷物の中までのチェックはなくスムースに空港をでて、急いで特急「はるか」に乗車。新大阪駅では名古屋付近の大雨でどうやら列車が1時間近く遅れが出て、ダイヤが乱れていたので、とにかく来た新幹線にのり、何とか終電前に自宅に到着。本当に中身の濃い幸せな6日間だった。明日からは日常が戻ってくる。早く感覚を取り戻さないとね。

8月21日(月)
どうやら昨日の停電は計画的に、区画を区切って行われている人為的停電の為らしい。電力供給が需要に追いついていないための措置らしい(当然オフィシャルな発表などない)。昼間トンネルの片側がよく通行止めになっているが、それもどうやら省エネのためらしい(どれだけ効果があるのかは不明だし、疑問もあるが)。それにしても、なにも自分がエレベーター乗っているときに、しかも日本でシンドラーエレベーターの件で騒がれているときに止めて欲しいものだ。
自衛のためになるべくエレベーターを使わず、階段を使おう(^_^;)。今日も午後から最後の練習。練習の前に韓先生が「ドリアンがあるので食べますか?」と仰るので、即「食べます!!」と返答。噂に名高い果物の王様(女王はマンゴスチンらしい…いったいどういった基準だろうか?)で一度は食べたいと思っていたのだが、今までシーズンの夏に行ったことがなくて、機会がなかったし、とても臭いという話で自分で買ってまで食べる勇気はなかったのだ。少しして奥様が切り分けたドリアンを持ってきてくれ、早速一口頂く。・・・、お、美味しい!!噂ほどの臭いもなく、バナナをもっと濃厚に甘くしたような味で本当に美味しい。私だけでも4切れ以上食べてしまった。韓先生の話ではどうやらかなり目の肥えた方が持ってきてくれたドリアンらしく、熟れ具合が絶妙で(7割くらい)、これ以上熟れてしまうと、実がべたべたになり、臭いも極端に強烈になるらしい。ドリアン初体験がとても良いものだったので、私には今後ドリアンは好物として記憶されるだろう。一方一緒に行っていた独楽さんはドリアン初体験を出敗したクチで、どうやらトラウマになっているらしく、皆が美味しそうに食べている横で、臭いにやられたらしくほとんど死んだ状態(笑)。
皆さん、これから独楽さんをいじめるときはドリアンを使うとよいですよ(ウソ(^_-)-☆)。美味しいドリアンでとてもハッピーな気分のまま最後の練習をはじめる。昨日ホテルで読んでいた「正法眼蔵」の中の十四巻「空華」の章で「一華開五葉、結果自然成」というフレーズが感覚的にとても良く理解できた。 「自然に成る」とは、因を納め果を感ずると云うこと、果を目的とせず、プロセスを大切にしてこそ、果は自然と成るのだろう。今回も4日間と短い間だったが、内容は大変濃い練習が出来た。改めて、このような機会をいただいた韓先生、奥様、李先生、光岡先生、洪さん、一緒に練習させていただいた他の四人の兄弟弟子に感謝したい。 練習後はみんなのリクエストでインド料理屋に向かう。ここは中華風ではなく本当のインド料理屋でイスラームの方向けのメニューも揃っていて、カレー、ナン、タンドリやビリヤニなど全てが本当に美味しい店だった。明日は帰国の準備もあるので、とっとホテルに帰ろうと思っていたが、誘われてリンパマッサージに行くことにする。
私は生まれてこの方肩こりはないので、全身マッサージは必要ないので、足裏だけにしようと思っていたが、他の方がみんな全身のオイルマッサージ(リンパマッサージ)なので、一人で他の方を待つのも寂しいので、一緒に全身コースをお願いした。案の定背中のマッサージは気持ちよいより痛い(>_<)。でも、手や足はとても上手く気持ちがよい。まあ、良い経験になった(明日のモミおこしが怖いけど…)。 それからホテルに帰ってお土産の詰め替えなどを済まし就寝。こうして最後の珠海の夜は更けていくのであった。

8月20日(日)
今日は午後から練習。午前中は相変わらず、ピスタチオなどかじりつつだらだら過ごす。集合時間の前に近所のスーパーで爪切りを買っておこうと、部屋を出てエレベーター(6階に部屋があるの…)に乗り、1階のボタンを押し、扉が閉まり動き始める・・・と突然電気が消え、エレベーターが衝撃と共に停止!!
「えっ!?何??」と思いながら、半開きになったドアから外を見るとどうやら3階と4階の間で止まっているらしい。思わず、エレベーターのメーカーを確認(笑)。日立製か、よしよし(何が?)。落ち着いたところで、緊急用のインターホンを鳴らす。満足に中国語も出来ないのでどういう風に伝えようかと心配していたが、心配するまでもなくむなしくブザーが外に響くばかり。誰も応答してくれそうな気配はない(T_T)。仕方ないので4階か3階のフロアーのドアを開けようとするが、ロックがかかっているのか開かない(>_<)。少しづつ心細くなってきたので、光岡先生に電話。「すみません、エレベーターに閉じこめられちゃったんですけど・・・(泣)」 「えっ、そうなんですか?ちょっと待っててください。連絡とってみますから」と言う心強いお言葉。待つこと10分くらいでとりあえず、エレベーターの電源が入り、3階に移動。扉が開いたので急いで脱出!!(段差が10pくらいあったので、まだ本復旧でなさそうだったので) とりあえず、一階のロビーに降りてみるとS間くんがいる。ホテル全体が停電で部屋にいても暑いからと言うことで降りてきたらしい。 何でもすっごい大きな爆発音があったあと停電したので、何か関係があるのかと思ったそうだ。そうこうしているうちに約1時間後に停電も復旧。他の人たちは寝ていたりしたらしくほとんど気がつきもしていないようだった。羨ましい・・・。とりあえず気を取り直して練習に向かう。今回も自分の肩の安定の無さという悪いクセが出る。整体参与の結果、全てが働きのある空間として動く!! しかしそこには「そうしなければ」という思いこみは邪魔になるばかり。如何に自然に伸び伸びと動くか、存在するかと言うことだけである。本当に毎回勉強になる。夜は洪さんお勧めの湖南料理を大汗をかきながら(だって辛いんだもの)食し、仕立屋さんに中華服のオーダーをしに行って一日も終了。残すところあと一日。明日も楽しみだ

8月19日(土)
今日は午前中会議の後午後から練習。昨日から脊椎さんのお腹の調子が悪く、練習中気がついたらいない。だんだん、練習よりいない時間の方が多くなっていくようだ(^_^;)。大丈夫だろうか?今回は特に空間についての体認があがった気がする。つい小手先の形などに囚われ、本質が見えなくなりがちだが、人の身体も立体で、その構造と能力の穏定により占有空間(自身の存在性)の必然性がよりまることに対する認識がより深まった。自分的には今後の練習の重要な指針となるだろう。楽しく深い練習の後、今日はキノコ料理屋さんに皆で行く。ここは醤油味ベースの出汁の鍋で、松茸や珍しいキノコを食べさせてくれるので日本人にも大人気。あちこちで日本語も聞くことが出来る。松茸やシメジの他、袋茸、見たこともないキノコ、巨大な蓴菜など食べても食べてもなおキノコづくし。別皿で頼む四川の麻婆豆腐も山椒と唐辛子がきいてめっちゃ辛くて美味しい。皆大好物の絶品キノコ炒飯で仕上げ。お腹の調子の悪かったN上くんも、洪さんが気を遣って漢方薬を買ってきてくれて何とか大丈夫なようだ。毎回言うことだが、今日も食べ過ぎた。みんな、こっちに来ると2、3キロは太って帰るので、気をつけないとね。夕食後は散歩がてらゴンベイの地下街に行って、いつもの中華服屋さんで、この時期しかない半袖の練習着をまとめて購入。家族のお土産にも中華服を買って、これでお土産は全て終了。気も軽くなったが、財布の中身も軽くなった(^_^;)。

8月18日(金)
練習は午後からなので、朝ご飯と昼ご飯は抜かしてだらだら過ごす。調子に乗って食べ続けていると、必ず体調を崩すので、いい加減学習した結果だ(^_^;)。お昼からの練習はとても素晴らしかった(これ以上の感想はない!!)。夜は韓先生と奥様と夕飯をご一緒させていただく。いつもの広東料理の店。魚料理も絶品。特に久しぶりの犬魚のお菓子のような甘ーいゼラチン質の天ぷらは最高。また、食べ過ぎてふーふー言ってしまった。 その後『世界按摩中心』に足裏マッサージにみんなで出かける。足裏マッサージは以前言った折に足を蒸らす桶がむっちゃ熱くて良い思い出がなかったのだが、今回は熱くもなく、服務員のおねーちゃんが優しくしてくれたので良かった。(でもウチの妻のフットセラピーのうまさには敵わないけどね(^_^)b)

8月17日(木)
あさ4時に起きて始発で関空に向かう。途中N上くんを電話でモーニングコール、岡山駅で合流。今回は関空でK田さんと合流。3人で香港に向かう。時間通りに到着すると、今回は初ルートのマカオ行きジェットフェリーを使うことにする。トランジット扱いで空港内のジェットフェリーチケット売り場でチケットを購入。荷物のあることを告げマカオで受け取ることを依頼(これだけスムーズに行けたのはシベットさんのマカオルートレポートのおかげです、謝謝(^∧^))。ジェットフェリーは速くて快適(でも揺れたので3人ともあと10分長かったら危なかった(^_^;))。およそ40分ほどでマカオに到着。そこからタクシーでゴンベイコーワンに向かい、陸路珠海に入国。越境に時間が掛かるかなと思ったら意外とスムースに5分くらいで通過できたので、ぎりぎり中国銀行が閉まる前にレンミンビーに両替できた。後はいつものホテルに、今回は荷物も無くさずチェックイン。夜は光岡先生と洪さんと皆で、金悦軒に食事に。相変わらず、金悦軒はこちらでも大人気で土日の夜などは何ヶ月も前から予約しないとダメだそうだ。しかし、美味しい。何を食べても美味しいのだが、特に卵白を使ったさっぱりした炒飯は絶品!!そこからいつものチョウさんのお店(お茶屋さん)に移動して、お土産のお茶などをさっさと買い初日は終了。他の二人も12時までにはチェックイン出来るみたいなので、明日からは気合いを入れて、楽しい練習だぁ\(^O^)/。

8月16日(水)
朝起るとシベットさんからメールが。マカオ経由の詳細を送ってくれてたんだ。たぶん私たちが行くのに合わせて急いで仕上げてくれたのだろう(感涙)。これで、自信を持ってマカオルートで行ける!!(実は預ける荷物をどうしようかと思っていたの…)シベットさん本当にありがとう。これで南に足を向けて寝れないな(^_^)b。

8月15日(火)
昨日中国語教室に行ったとき、リンムー先生の奥さんも居られて(中国の方です)、「何か身体を動かしたいから、守さんのHSYQのKQKに一度見学に行ってもいい?」と仰っていただいた。もちろん大歓迎\(^O^)/。ついでに私の怪しい中国語も添削受けながら、中国語教室も兼ねたKQKだと来られた皆さんも勉強になるしね、一石二鳥だね(^_^)b。

8月14日(月)
ドイツロマン派詩人のノヴァーリスは「われわれは、いたるところに絶対的なものを求めているが、見出すのは、いつもただの事物にすぎない」
と言っている。主観で物事を見る限り、世界の真の様相は見えないのだろう。真の様相とは、スペシャルで非常のものでなく、ただ在るが儘を過不足なくその通りに受け取ることで見えてくるものかもしれない。

8月12日(土)
立秋を過ぎても残暑厳しく、まだまだ秋の気配を感じられずにいたが、今日庭で今年初めてのツクツクホーシが鳴いた。目に見えずとも季節は確実に移っていく。「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しく止とゞまる事なし。世の中にある人と住家すみかと、またかくの如し」 儚い蝉の声に、森羅万象生生流転の想いをふと心遊ばされた・・・なんちって(^^ゞポリポリ。

8月11日(金)
昨日は福山での私の会や光岡先生の講習会に参加なさっているH田さんがKJKを受講しにお出でになる。遠路わざわざお出でていただけるのだからと張り切って(何を?)13時からの会場を12時から借りてのKJK。3時間半たっぷり練習しました。H田さんも喜んでいただけたようでホッ!!また何時でもお出で下さいね。ところで、今正法眼蔵(全5巻)を読んでいるのだが、一巻目の仏性のところで詰まっている。本質的な問答が繰り返されているのだが、自分の一所で安定したいという欲望をことごとく突き崩され、しがみつきたい不安をその度に引きはがされるようで、読んでいて目を白黒、頭から煙がプシュー。いつか体認できる日が来るのか・・・?でも面白いよ!お勧めです(^_^)b

8月10日(木)
暑い、とても暑い・・・。きけば、昨日など37.8度もあったそうだ。発熱でも微熱をこしてるぜ!これだけ暑いと虫たちもおかしくなるのか、昨日家に入ろうとしたとき横からブーンという音と共に、横っ面をバシィと思いっきりビンタされた。どうやら蝉が思いっきり顔面にぶつかって来たらしい。掛けていたサングラスが飛ぶほどの勢いで、思わず「いったー(>_<)」と叫んでしまった。それにしても、反応すら出来ないほど向こうは自然に飛んできたのだろうが障害物くらい除けろよ(`へ´)フンッ!!。 あまりの暑さに蝉もぼけたかな?

8月9日(水)
『只だ此の心を存して常に見在(現在)するは、便ち是れ学なり』(伝習録)ただ今(この現在という刹那)に心が在ると言うことこそが学である・・・これはそのままHSYQで言う心身の在り様をそのまま述べている様に思える。未来や過去に縛られず、幻想の今を生きず、ただ刹那に在ることこそ真の自由なのだろう。

8月8日(火)
日本陽明学の祖、中江藤樹に「好悪の 色に心を とヾめねば 柳はみどり、花は紅」という和歌があるそうだ。主観に縛られなければ、世界はただその全貌を(予感として、直感として、体認として)顕すのだろうか(いや存在するのみか)…? 今の主観にしがみついている私では「柳翠華紅」が見えていないのだろう。ただ、在る・・・それが如何に難しい事か、道は遠い。

8月7日(月)
昨日はKQK。久しぶりの方や初めての方も含めて15名ほどの参加。それにしても、会場の暑いこと!! 以前夏に講習していただいた内田先生が、「生存に適さない」といった意味のよく分かる暑さだった(^_^;)。でも皆さん熱心に(たまにミノッチさんとかが、涼しいベランダに逃げていたが…)練習されていた。
終わってかえるとTシャツに塩を吹いていた。体重も2キロ以上落ちていてビックリ。こりゃきちんと水分補給しないと屋内でも熱中症になっちゃうね。皆さん、水分補給を忘れずにね〜(^O^)/。

8月6日(日)
お盆が近いのでご先祖さまのお墓のお掃除を兼ねたお墓参り。日中は暑さと日差しで死んでしまうので、朝一番で行ってきたのだが、蚊の多さは虫除けで何とかしのげたが、隣のお墓にミツバチが巣を作っていて、草抜きや箒で掃除をしていると、「なになに?」って感じで寄ってくる。何度も頭や顔にとまられ、その度に動きが止まる(だって刺されるの嫌だもん…)。暫くすると、飛んでいってしまうのだが、また別の蜂が偵察に…となかなかお墓の掃除が進まない(^_^;)。それでも何とか無事刺されることもなく掃除を済まし、お花をあげてお参りを済ましてホッとする。 明後日には立秋だし、お盆を過ぎたら夏もそろそろ終わりだね(暑さは続くけどね(^_^;))。

8月5日(土)
芭蕉の弟子達を戒めた句に「散る花鳴く鳥、見止め聞き止めざれば止まることなし」 と言うのがあるそうだ。 現時点の私には、止めるのがよいのか。止めないのがよいのか言えない。まだまだ、主体的な生き方には遠い・・・。

8月4日(金)
岡潔さんの情緒と創造に「わたしは数学をやっています。数学の研究とはどういうことをしているかといいますと、情緒を数学という形に表現してるのです。どのようにして表現しているか、というところはわからないのです。無意識の無生法忍を使うわけです。つまり発端と結論がわかっていて中が分からないのです。大自然にまかせて、その理法によって表現します。」とある。本当に深い体認を得た方だったのだろう。最近、練習で心がザワザワすることがあったが、自然に任せ表現するべき部分を認識しようとしていたのだろう。「わけいっても、わけいっても青い山」の山頭火ではないが、「すておいても、すておいてもしがみつく我(主観)」といったところか(って、んなかっこいいもんじゃないけどね(^_^;))。そう言った状態のときには、やはり窓の外の小雨の音は聞こえていない…それに再び今日気がついた(遅い!)。また、練習が楽しみになってきた。本当に「日々是体認」だね(^_^)b。

8月3日(木)
5月以降落ち着いていた一本歯下駄が近頃またよく注文が入っている。ありがたいことだ。たぶん甲野先生の「世界一受けたい授業」やNHKの「マル得マガジン」の御陰かな?実は香川は桐下駄の産地で、メーカー問屋から直接仕入れているのだが、屋内の傷つきやすり減り、割れ、雨のときのすべり防止などに役立つのでゴム付きを作ってもらっている。職人さん気質で見栄えが悪くなるからと最初断られたのだが、どこかからあの!ビブラムのソール地の目立たない色を捜してきてくれて、見栄えも機能性も申し分ない物を作ってくれた(値段はその分アップしちゃったけど(^_^;))。でもダナーのワークブーツでもないビブラムソールの一本歯下駄は世界中何処捜してもそうそう無いと思う(^_^)b。

8月1日(火)
昨日今日と梶川先生のブログで取り上げられている部分と全体性の話を読んだ。「部分と全体 水素・ヘリウムの存在比は宇宙のどこでも一定である。銀河の構造を作り出す以前から一様であったことを示す。ならば、水素・ヘリウムは部分なのか。全体なのか。水素から他の元素の存在を予測することはできないが、最初の元素ができる時には、残りの元素を生成するシステムが存在しなければならなかった。全体を対象化するには、全体を規定する全体でないものがなくてはならない。ならば、システムは全体なのか、部分なのか。」 ここでいうシステムということこそが、全てに通底している原理原則のことなのだろう。部分から全体を知で把握することは出来ないが、部分に通底している原理原則(真)から全体を直感(予感)する事が出来るのだろう。そして 「シナリオ宇宙  シナリオにはそれを構成するプロットがある。プロットには 全体でない前後の情報がある。全体を対象化するには全体を示す全体ではない過程がなくてはならない。過程は部分でもない。過程は存在なのである。  Y.K」 過程(プロセス)は切り取られた存在ではなく、全体を構成する『運動』そのものかも知れない。故に過程(プロセス)は部分ではなく『存在』なのかも知れない。


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